子どもの健康相談室

香川県土庄町 広報とのしょう平成31年4月号

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小豆島中央病院小児科 山本真由美先生

■「乳幼児健診をうけましょう~乳児期後半:7か月、10か月~」
赤ちゃんが生まれて、健やかに成長することは、親御さんだけでなく地域の願いでもあります。小児科医はそのお手伝いをしていますが、その一つが乳幼児健診です。
乳幼児健診の目的は、お子さんの発育や発達が順調であることの確認、異常の発見と対応の助言などです。今回は乳児期後半に受ける健診のポイントを紹介します。
7か月健診の頃の赤ちゃんは、一人で座れるようになり、寝返りができ、ずりばいなどで移動することができるようになってきます。その他、自分の興味のあるものに手を伸ばして一生懸命取ろうとしたりするので、さまざまな事故が増えてきます。また、人見知りが強い時期でもあり、乳幼児健診の中で最も号泣されるのが7か月健診です。泣かなくても、見知った家族と知らない他人の区別がつくようになり、反応が違うことが分かります。これは、社会性の発達として大事なことなので、健診で大泣きしても心配しないで大丈夫です。
9~10か月健診の頃は、赤ちゃんの運動機能もますます発達し、ハイハイやつかまり立ち、伝い歩きをするなど、行動範囲はさらに広がります。小さいものを指先で上手につまめるようになりますが、何でも口に入れようとするので、注意が必要です。好きな大人の後追いをしたり、「いないいないばぁ」などのかかわり遊びを楽しんだり、言葉のもとになるなん語をたくさん喋ってくれたりと、やりとりが楽しくなる時期です。
もちろん、健診では赤ちゃんが順調に大きくなっているか、困りごとはないかなどもお伺いします。健診は、子育ての採点をする場所ではありません。親御さんと一緒に成長を喜び、何かつまずきがあれば一緒に考えていく健診でありたいと思っています。