燕新助っ人スアレス、復帰戦153キロ!「もっと速い球を投げられる」

ヤクルトのアルバート・スアレス【写真:荒川祐史】

イースタン・日本ハム戦で先発し、4回5安打2失点「コンディションは非常にいい」

 下半身のコンディション不良で2軍スタートとなっていたヤクルトの新外国人、アルバート・スアレス投手が19日、イースタン・日本ハム戦(戸田)で実戦復帰。4回5安打2失点に抑え、最速153キロをマークした。

 パワフルな復帰戦となった。スアレスは初回、150キロ超の剛速球を連発させて3者凡退。3回は万波の左翼線二塁打などで1死満塁のピンチを招いて併殺崩れの間に1失点。4回2死二塁から野村の左翼線適時二塁打を浴びたものの、最速153キロの直球には力強さを感じさせた。

 春季キャンプから体重を4、5キロ落とし、体重121、122キロに減量したという。「コンディションは非常に良くなっている。キャンプから体重を落として、体が軽い。次の先発も今より速い球を投げる自信はある」。カットボール、チェンジアップ、カーブを交えて、4回64球、3奪三振1四球、5安打2失点。「(1軍へは)いつでもいけます」。チームは27日の広島戦(神宮)から12連戦が控えている。最速158キロを誇る先発右腕の復帰は首位を走るチームの朗報となったに違いない。

ホークスのスアレスは実弟 兄弟対決へ「準備は整っている」

 ソフトバンクに所属するロベルト・スアレス投手の実兄。2、3年から日米の野球の違いや打者のアプローチの仕方など情報収集。来日後もほぼ毎日連絡を取り合っているという。「日本では強打者というよりバットに当ててくる印象がある。米国では三振を取る投球をしていたが、日本ではトラブルになる可能性がある。打ちに来る打者に対して毎日調整している」。

 実弟は20日の西武戦で今季初先発する。交流戦で先発投手として“兄弟対決”する可能性もある。「準備は整っているよ。2人とも日本で頑張りたい気持ちはある。マウンドに上がれれば敵同士。僕は勝ちたい」と真っ向勝負を挑むつもりだ。(Full-Count編集部)

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