フットサルコート誕生 佐世保市所有の体育館で初

 長崎県佐世保市指方町の旧ポリテクセンター体育館(江上地区体育館)にフットサルの試合ができるコートが誕生した。佐世保市が所有する体育館では初めて。

 体育館は2014年、長崎職業能力開発促進センター佐世保訓練センター(ポリテクセンター佐世保)から市が譲り受けた。2016年4月に避難施設として供用開始。レクリエーションなどでも利用できるよう、フットサルとバレーボール、バドミントンのラインを引いた。しかし、フットサルは成人用と小学生用のラインが混在。ゴールもなかったため試合ができなかった。

 昨年11月、佐世保市は老朽化した床の改修工事に着手。これに合わせてフットサルのセンターサークルやペナルティーアークのラインを小学生の公式戦の大きさに引き直した。地元の自治協議会がゴールを設置。1日に供用を始めた。

 佐世保市内でフットサルを指導するアイランズスポーツクラブの田原幹丈代表(62)は「やっとできた、という思い。子どもたちも喜んでいる。フットサルができる体育館が増えることを期待している」と話した。

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