ケラーが5試合、アンダーソンとレンテリア監督が1試合の出場停止処分

日本時間4月18日の試合での乱闘騒ぎに関して、メジャーリーグ機構はロイヤルズのブラッド・ケラー投手に5試合、ホワイトソックスのティム・アンダーソン内野手とリック・レンテリア監督にそれぞれ1試合の出場停止処分を科したことを発表した。ケラーはアンダーソンに対する故意死球、アンダーソンとレンテリアは乱闘騒ぎのなかでの暴言に対する処分を科された形。なお、この3者には出場停止処分に加え、罰金も科されたようだ(金額は不明)。

乱闘騒ぎの発端となったのは、4回裏に本塁打を放ったアンダーソンが派手なバットフリップでケラーの感情を逆なでしたことだった。6回裏のアンダーソンの次打席で、ケラーが故意にアンダーソンに死球をぶつけ、アンダーソンがこれに怒りを見せたことから乱闘騒ぎに発展。ケラー、アンダーソン、レンテリア、デール・スウェイム(ロイヤルズのベンチコーチ)の4人が退場処分となった。

ケラーは今回の出場停止処分に対して異議申し立てを行う意向を示しており、日本時間4月23日のレイズ戦でローテーション通りに先発する予定となっている。一方、アンダーソンとレンテリアはただちに今回の処分を受け入れ、日本時間4月20日に行われたタイガース4連戦の第2戦をホテルで観戦。レンテリアに代わってベンチコーチのジョー・マクユーイングがチームの指揮を執った。

アンダーソンは「(異議申し立てを行うより)処分を受け入れて休養日に充てるほうが良いと判断したんだ」とコメント。なお、メジャーリーグの規則により、監督には異議申し立ての権利が認められていない。レンテリアは派手なバットフリップを巡る今回の騒動について「(派手なバットフリップに)賛成するかどうかを公の場で発言するつもりはない」と語っている。また、ケラーとロイヤルズのネッド・ヨスト監督は今回の件についてコメントを発表していない。

ケラーは今季ここまで5試合に先発して2勝1敗、防御率2.64の好成績をマーク。一方のアンダーソンも16試合に出場して打率.422、4本塁打、12打点、7盗塁、OPS1.096と最高のスタートを切っている。

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