【MLB】133M、135M、132M…大谷の豪快柵越え、地元メディアが飛距離付きで公開

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

手術後初めて全体のフリー打撃に参加、4本の柵越えを地元メディアが公開

 エンゼルスの大谷翔平投手が19日(日本時間20日)、本拠地マリナーズ戦の試合前練習で手術後初めて、全体のフリー打撃に参加した。33スイングで9本の柵越えをマーク。地元テレビ局「FOXスポーツ・ウエスト」は公式ツイッターで、そのうちの4本をまとめた動画を公開。フリー打撃にもかかわらず、打球の初速と飛距離まで紹介している。

 その打撃は、豪快なままだった。「FOXスポーツ・ウエスト」が公開した動画では、大谷が面白いようにボールを飛ばしている。1本目は右中間中段への一発。初速107.3マイル(約172.7キロ)、飛距離435フィート(約132.6メートル)と打球速度、飛距離ともに圧巻だ。

 さらに、2本目はセンター左への大谷らしい打球で、初速106.6マイル(約171.6キロ)、飛距離444フィート(約135.3メートル)。3本目も同じようにセンター左へ初速107.1マイル(約172.4キロ)、飛距離433フィート(約132メートル)で飛ばしており、エンゼルスタジアム名物の岩山「ロックパイル」に当たり、大きく跳ね返っている。

 そして、4本目はレフトへの柵越え。ブルペンに飛び込む打球は、逆方向ながら初速101.7マイル(約163.7キロ)、飛距離378フィート(約115.2メートル)を記録。どの打球も手術前とほとんど変わらない軌道、スピード、飛距離と言えそうだ。

 練習後には「1人で打つよりも楽しかった」と笑顔を見せた大谷。意識的に左翼方向を中心に打球を飛ばし、「あそこが1番自分の調子を測れるので、あそこにしっかり打ちたいなと思っています」と振り返っていた。5月上旬が予想される復帰へ「楽しみの方がどちらかと言えば、大きいかなと思います」と話すが、再び大谷らしい豪快な打撃をメジャーの舞台で見せてくれそうだ。(Full-Count編集部)

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