ヨコハマ大道芸、一流の技に歓声 21日も4会場で開催

「シルホイール」と呼ばれる輪を使ってアクロバティックな動きをする「シルクブラン」のパフォーマー=横浜市西区のグランモール公園・美術の広場

 街角を舞台に大道芸人たちが自慢の芸を披露する春の風物詩「ヨコハマ大道芸」が20日、横浜市内4カ所で始まった。国内外から73組107人のパフォーマーが参加、一流の技で大勢の観客を沸かせた。

 14回目を迎えたヨコハマ大道芸。同市西区の横浜・みなとみらい21(MM21)地区、横浜駅東口、同中区のイセザキ・モール、石川商店街が会場となり、アクロバットやバルーン、パントマイムといった芸が多彩に繰り広げられた。

 MM21地区のグランモール公園・美術の広場では、「沢入(そうり)国際サーカス学校」(群馬県)の卒業生でつくる「Cirque Blanc(シルクブラン)」が登場。芸人5人が生演奏に合わせ、軽妙なジャグリングや空中で回転させるこま、ディアボロを披露した。ボールを自由自在に操る妙技が成功すると、会場は歓声と拍手に包まれた。

 次男の楓さん(9)と川崎市宮前区から会場を訪れていた細川裕子さん(44)は「ボール一つで多種多様な表現ができるのがすごい。独特の世界観に引きつけられました」と感激した様子だった。

 21日も4会場で午前11時半から開かれる。問い合わせは、実行委員会事務局電話045(662)0931。

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