『FourFourTwo』は15日、「レアル・マドリーがクリスティアーノ・ロナウドの穴を埋めるために獲得できそうな5名の候補」という記事を掲載した。
昨年夏にユヴェントスへと去ったロナウド。彼の退団によって生まれた得点力の欠如はレアル・マドリーに大きな影を落としており、それは成績にも直結している。
クラブワールドカップしか勝てなかった今期を受けて、彼らは誰を獲得するのか。キリアン・エムバペやハリー・ケインは不可能に近いが、お金さえ用意すれば契約できそうな選手も…。
マウロ・イカルディ(インテル)
予想価格:5200万ポンド(およそ75.43億円)
イカルディの重要性はインテルにおいて下落しているものの一つだ。それはピッチ上でのことではなく、代理人兼妻のワンダ・ナラがテレビで様々なコメントをし、契約交渉でも問題を起こしているからだ。
その結果イカルディはキャプテンマークを奪われ、チーム内でも一時追放されるなど問題児として扱われることになってしまっている。
ただ、この26歳のアタッカーにはまだまだ提供できるものがたくさんある。31試合の出場で16ゴール5アシストを記録している。しかもレアル・マドリーに加入すれば、古巣であるバルセロナとの対戦も経験できるのだ。
エデン・アザール(チェルシー)
予想価格:8000万ポンド(およそ116.05億円)
エデン・アザールがレアル・マドリーに加入することを期待する、あるいは予想するファンは多く、その噂はこの夏に結論を迎える。
このベルギー人MFはチェルシーの調子如何にかかわらずプレミアリーグで最高の選手の一人となってきた。2015-16シーズンを除けばだが。
28歳になっているが勢いはまったく陰りを見せない。16ゴール12アシストという結果は、彼がまだピークに達していないことを示唆している。
ルカ・ヨヴィッチ(アイントラハト・フランクフルト)
予想価格:5000万ポンド(およそ72.53億円)以上
この21歳のセルビア人ストライカーは、今季のヨーロッパサッカーにおいてサプライズを起こした選手の一人となった。
アイントラハト・フランクフルトはブンデスリーガでもヨーロッパリーグでも活躍しており、ヨヴィッチは25ゴールを叩き出してきた。
年齢と才能を考えれば彼は素晴らしい選手だが、ベンフィカからのローンであること、バルセロナが狙っていること、そして彼がフランクフルトを愛していることが複雑な要素になるかもしれない。
ティモ・ヴェルナー(RBライプツィヒ)
予想価格:3500万ポンド(およそ50.77億円)
今季ブンデスリーガで14ゴールを決めたティモ・ヴェルナーは、昨年までのパフォーマンスをすでに上回っているし、21ゴールを記録した2016-17シーズンよりも得点率は高い。
まだ22歳という若さであり、しかも経験豊富。ドイツサッカー界の未来であると期待されており、多くのクラブから注目を集めている。
彼を非常に際立たせている属性の一つが、そのスピードだ。100mを11.11秒で駆け抜けるという足の速さは、対面するディフェンダーを常に苦しめている。
ネイマール(PSG)
予想価格:3億ポンド(およそ435.18億円)
ネイマールはレアル・マドリーにとって大きなターゲットの一つになるだろう。PSGに移籍したその日から、サンティアゴ・ベルナベウへ行くことが噂されてきた。
メッシとロナウド、そしてルカ・モドリッチにバロンドールを独占されたことで彼の評判は落ちてしまったかもしれないが、それでも世界最高の選手の一人であることに変わりはない。
そして彼が持っているブランド力も重要だ。サッカー界では屈指のものだ。ところが、PSGではもうエムバペに匹敵するスターではなくなってしまった。そう、バルセロナでメッシの影に隠れたように…。
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ロナウドの後を任せるという意味では、それを保証できる選手はネイマールくらいしかいないだろう。お金を出せるならば出したほうがいいとも言える。