<福島・Jヴィレッジ>「日本サッカーの聖地」8年ぶり全面再開

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青空の下、柔らかい芝生の上でサッカーを楽しむ子どもたち=20日午前10時50分ごろ、Jヴィレッジ

 東京電力福島第1原発事故で対応拠点となった福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)が20日、約8年ぶりに営業を全面再開した。最寄り駅のJR常磐線Jヴィレッジ駅も開業。「日本サッカーの聖地」と呼ばれた施設が本格的に再出発した。

 東日本大震災と原発事故による休業を経て、昨年7月に一部再開。天然芝グラウンド2面の修復が終わり、スタジアムと新設の全天候型屋内練習場を含め全11面の利用が可能になった。

 内堀雅雄知事は記念式典で、2020年東京五輪の聖火リレーの出発地であることに触れ「スポーツ振興はもちろん浜通り、県全体の復興再生に寄与できるよう取り組む」と述べた。

 スタジアムではサッカー女子なでしこリーグの公式戦があり、マイナビベガルタ仙台レディース(仙台)が千葉と対戦。Jヴィレッジを本拠地とした東電マリーゼ(休部中)に所属した選手も躍動した。

 Jヴィレッジは1997年、国内初のサッカーナショナルトレーニングセンターとして開設された。東電が建設し県に寄贈。原発事故後、作業員の駐車場や東電社員の宿泊施設が置かれた。