業界初、車のタイヤ性能を体験できます トーヨータイヤがシミュレーター開発

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実際の車に近い感覚でタイヤの性能が比較できるシミュレーター=神戸市北区上津台8、イオンモール神戸北

 4月下旬から始まる大型連休を前に、タイヤの性能をドライブシミュレーターで疑似体験できるイベントが20日、神戸市北区上津台8のイオンモール神戸北で始まった。シミュレーターはタイヤ大手の「TOYO TIRE(トーヨータイヤ)」(兵庫県伊丹市)が開発。買い物客らがすり減ったタイヤでの走行を体験し、点検の重要性を学んだ。21日まで。(門田晋一)

 同社によると、タイヤの空気は1カ月で約5%ずつ減り、燃費の悪化や走行の不安定さにつながるという。昨年、同社が山陽自動車道三木サービスエリア(三木市)など全国6カ所の高速道路の休憩所で実施した点検では、約3割の乗用車でタイヤが適正な空気圧に達していなかった。

 タイヤの性能比較ができるシミュレーターの開発は、タイヤ業界では初めてという。コンピューター制御で、使用限度を表す「スリップサイン」が出たタイヤと新品とで生まれる差を表現。アクセルやブレーキを踏んだ挙動、運転席からの景色や揺れなども、現実さながらに味わえる。

 疑似体験は、雨天時に伸びる制動距離やカーブが多い道での操作性、タイヤ破裂時の衝撃など、五つの内容を用意。摩耗したタイヤでは新品の約1.5倍も制動距離が長くなることや、蛇行した道ではハンドルが重くなって曲がりにくくなることなどが分かる。

 同社広報企画部の長田真由美さんは「多くの人が車に乗るゴールデンウイーク前に、空気圧や溝を確認して安全なタイヤを使うよう伝えたい」と話す。

 午前10時~午後6時。自動車の運転免許所有者が対象で、所要時間は約10分。会場での事前予約が必要。