ヤンキース4本塁打で快勝 好投の田中が今季2勝目

【ロイヤルズ2-9ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

ヤンキースは打線が4本塁打を含む14安打9得点と活発に機能し、先発の田中将大を援護。田中も7回94球を投げてロイヤルズ打線を4安打1得点に封じる好投を見せ、今季2勝目をマークした。ヤンキース打線はロイヤルズ先発のヒース・フィルマイアーに対し、初回にアーロン・ジャッジの5号ソロで先制。2回裏にクリント・フレイジャーが5号ソロ、4回裏にはマイク・トックマン(3号3ラン)とDJレメイヒュー(1号ソロ)に二者連続本塁打が飛び出し、フィルマイアーをノックアウトした。その後もグレイバー・トーレスのタイムリーなどで加点し、9対2でロイヤルズに快勝。今季成績は10勝10敗となり、勝率5割復帰を果たした。

初回に2四球を与えて二死一・二塁のピンチを背負った田中は、5番のライアン・オハーンを見逃し三振に仕留めてピンチを脱出。2回表は三者凡退に抑え、3回表は先頭のビリー・ハミルトンに三塁打を浴びたものの、後続3人を三振2つと内野ゴロに抑えて無失点で切り抜けた。4回表は先頭のハンター・ドージャーを歩かせたが、オハーンを併殺打に打ち取り、打者3人で無失点。5回表も同様に、先頭のルーカス・デューダにヒットを許したものの、キャム・ギャラガーを併殺打に打ち取って打者3人で抑えた。6回表は先頭のウィット・メリフィールドに3号ソロを被弾し、二死からドージャーに二塁打を浴びたが、最少失点で切り抜け、7回表は内野フライ3つで三者凡退。相手打線を完璧に抑えたという投球内容ではなかったものの、7回94球を投げて被安打4、奪三振7、与四球3、失点1にまとめ、今季2勝目をマークした。なお、ヤンキースは先制弾を放ったジャッジが左腹斜筋を痛めて途中交代。故障者続出に苦しむチーム状況のなかで、故障の程度が心配される。

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