インディアンス・リンドーアが戦列復帰 ハンリーDFA

74日間にわたる故障との戦いを終え、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)が戦列復帰を果たした。日本時間4月21日、インディアンスはリンドーアを10日間の故障者リストから復帰させ、それに伴ってハンリー・ラミレスをDFAとしたことを発表。リンドーアはこの日のブレーブスとのダブルヘッダー第2戦に「1番・遊撃」で先発出場し、今季初出場となった。

リンドーアは「長い3ヶ月間だったよ。チームメイトに会えない時期もあったし、試合に出場できないのは本当に寂しかった。健康でいられることの有難みを感じたよ。(健康でいられることを)当たり前と思ってはいけないね」と語り、待望の戦列復帰を喜んだ。

スプリング・トレーニング開始前の準備期間に右ふくらはぎを痛めたリンドーアは、戦列復帰に向けてのリハビリを行っていた期間中に出場した紅白戦で左足首を痛め、復帰が先延ばしに。その後、AAA級でリハビリ出場を行い、3試合で二塁打1本、本塁打2本を含む打率.417、出塁率.462、長打率1.000の好成績をマークしてメジャー復帰にゴーサインが出た。

テリー・フランコーナ監督は、リンドーアの戦列復帰をスムーズなものにするために、数試合に一度のペースで指名打者として起用する方針を明らかにしている。「彼の足首の状態を懸念しているわけではない。身体全体のコンディションのためだ。彼にはチームを手助けしてもらいたいからね」とフランコーナ。チーム内に不動の指名打者がいないことも、この起用法を後押しする。

なお、リンドーアは「僕たちは去年とは違うチームだ」と語り、定位置の「1番・遊撃」以外での出場にも前向きな姿勢を示している。「監督が僕に2番を打ってほしいなら2番を打つし、3番でも9番でも同じことだ。必要とされたところで出場して、そこでフランシスコ・リンドーアとして頑張るだけだよ」とリンドーア。まだレギュラーシーズンは140試合以上残っており、今季もリンドーアは走攻守三拍子揃った活躍でスタジアムを沸かせてくれるに違いない。

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