新安満大橋の開通祝う 平戸 「地域連携強化を期待」

開通を祝い渡り初めをする園児ら=長崎県平戸市深川町

 平戸市北部と中南部を結ぶ新安満大橋(長さ116メートル)と道路の開通を記念する式典が20日、平戸市深川町の現地であり、関係者が渡り初めをして完成を祝った。

 旧安満大橋と付近の道路は幅員が狭く、道路の急カーブでは大型車両同士の接触事故も発生。市は2013年度から市道山中・紐差線に、橋を含め総延長420メートルの道路を新たに整備した。幅員は約1メートル広い7メートル。総事業費は約8億円。

 地元の代表者や市職員ら約80人が出席した式典で黒田成彦市長は「市民の利便性向上や地域間の連携強化を期待する」とあいさつ。テープカットの後、園児らを先頭に出席者が次々に渡り初めをした。新大橋と道路は3月中旬に供用を開始しており、当面は旧大橋と併用する。

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