ロッテ、石川6回2失点も連勝4で止まる 井口監督「ゲームはしっかり作ってくれた」

ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】

左目下を10針縫うアクシデントでスタメンを外れた中村奨は8回に代打で登場

■日本ハム 2-1 ロッテ(21日・ZOZOマリン)

 ロッテは21日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦に1-2で敗れ、連勝が4でストップした。

 ホーム8連戦中のロッテ。ここまで4連勝と波に乗る中この日は腰痛から復帰2度目の登板となった開幕投手・石川が先発のマウンドに上がった。3回1死二塁から1番・西川に、右翼適時打を浴び先制を許すと、続く4回には2死一、三塁から渡邊にタイムリーを浴び2点目を献上。6回8安打2失点で降板となった。

 試合後、石川は「状態は悪くはなかった。結果的にはなんとか粘れたのかな。よく2点で収まってくれたという感じです」と、自身の投球を振り返ったが、井口監督は「ゲームはしっかり作ってくれた」とエース右腕を労った。

 打撃陣は14日に札幌ドームで7回1失点に抑え込まれた日本ハム先発・有原の前にこの日も苦戦。試合前には清水コーチと衝突し左目下を10針を縫うアクシデントで3番・中村奨がスタメンを外れたこともあり、ほとんど得点機を作れなかった。

 5回には田村が「必死です。必死にやるだけです」と中前タイムリーで1点を返すのが精一杯。9回には1死一、二塁とチャンスを作ったものの、鈴木、バルガスが凡退し連勝がストップ。指揮官は「作戦を立てて行ったんですが、なかなかチャンスが作れませんでした」と唇をかんだ。

「本人は行く気満々」と8回に代打で登場しスタンドを沸かせた中村奨も、23日の西武戦には復帰予定。混沌とするパ・リーグの中、週明けから「マウエ↑」目指して再チャージをかける。(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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