世界中のサッカー情報を網羅するQoly編集部が今、ちょっと気になっている選手を有名・無名を問わずにお届けする「今週の5名」。
第10回目の今回も、「東欧のマラドーナ」の息子にほぼ両利きという変態的なテクニシャンなど、多様な選手たちが登場するぞ。
レミ・ウダン(フランス)
所属クラブ:スタッド・ランス(フランス)
今季好調を続けるスタッド・ランス。今週末は上位を争うサンテティエンヌとの直接対決となるが、注目したいのがレミ・ウダンである。
長身ながらウイングを本職とし、左利きながら右サイドを得意とする異色のアタッカーで、中央に切れ込みゴールを狙う得意パターンで今季ここまで31試合10得点を記録している。
実は筆者は2年前、「彼らを獲れ!日本の各県にオススメしたい選手たち」のなかで取り上げていたのだが…もはやJリーグには手が届かない存在になってしまった。(編集部K)
前 寛之(日本)
所属クラブ:水戸ホーリーホック(J2)
開幕から6勝4分とJ2で唯一無敗を維持する水戸ホーリーホック。その原動力となっているのがMF前寛之だ。
北海道コンサドーレ札幌で2014年にトップチームへ昇格。昨シーズン期限付き移籍した水戸で30試合に出場すると、今季は完全移籍を果たしチームの中心選手となっている。
両足のテクニックに長けボールが出せるボランチでありながら、体や精神面の強さでボール奪取力にも優れる。タックル数は現在首位を走るチームでダントツのトップを記録している。
兄の前貴之もレノファ山口でレギュラーとして活躍しており(こちらは主に右サイドバック)、兄弟ともども注目したい。(編集部O)
ヤニス・ハジ(ルーマニア)
所属クラブ:ヴィートルル・コンスタンツァ(ルーマニア)
90年代に活躍したレジェンドの2世たちがサッカー界では活躍し始めている。ルーマニアが誇る天才ゲオルゲ・ハジの息子ヤニスもその一人だ。
すでに代表デビューも果たしている20歳の新星は先日の試合でスーパーゴールを決めてみせた。
強烈なミドルが炸裂!
フィオレンティーナでは活躍できなかったが、母国復帰後はゴールを量産している。ちなみに、父親は天才的なレフティだったが、彼は右利き。(編集部I)
アンヘル・メナ(エクアドル)
所属クラブ:レオン(メキシコ)
日本代表は今夏、コパ・アメリカでエクアドル代表と対戦することが決まっているが、このメナは要注意かもしれない。
もともとメッシのように右サイドからのカットインを得意とする左利きのアタッカーであったが、31歳になった今年、ゴールを奪うことに磨きをかけている。
昨季まで本田圭佑がプレーしたメキシコの国内リーグで現在、得点ランクでトップとなる15試合14ゴールを記録しており、レオンを首位へと押し上げているのだ。
代表ではこれまでほとんど結果を残せていなかったが、点取り屋としてこれまで築けなかった地位を獲得することができるだろうか。(編集部H)
アレハンドロ・ポスエロ(スペイン)
所属クラブ:トロントFC(カナダ)
伊東純也が所属するヘンクは今季のレギュラーシーズンを首位で終えたが、チームで攻撃の舵を取ったのがポスエロだ。
ベティス、スウォンジー、バジャドリーでのプレー経験を持つ27歳のスペイン人は、ベルギーの中では別次元とも言えるテクニックと創造性を武器に司令塔として君臨。ただ、3月に惜しまれながらMLSのトロントFCへ移籍した。
彼は左足でのプレーを得意とするものの、PKは右足で蹴るというほぼ両利きの変わった選手である。MLSでも…
左足で超ループを決めたかと思えば、PKではなんと右足でパネンカ!この変態的なテクニックを武器に4試合4ゴールと早くも大暴れしている。
そんな彼の穴を埋めているのだから、伊東純也もすごい。(編集部X)