色鮮やかな「スカジャン音頭」を創作 横須賀でお披露目

舞台で披露された「スカジャン音頭」=横須賀市衣笠栄町の市はまゆう会館

 横須賀民謡協会(国友竜(りゅう)弘(こう)会長)の有志が地域と民謡の振興を目的に創作した「スカジャン音頭」が20日、横須賀市内で開かれた民謡大会で披露された。赤や青の「スカジャン」を着た会員約30人が息の合った踊りで会場を盛り上げた。

 大会は協会が毎年開催。市内の民謡団体が津軽音頭や黒田節などを舞台で発表している。

 スカジャン音頭は、日本古来の民謡と横須賀発祥のスカジャンという新旧の魅力を織り交ぜた創作舞踊。市内の名産や名所を織り込んだ歌に、多くの人が覚えやすいように炭坑節をベースに振り付けを付けた。

 この日の大会では、歌手のASAMIさんと津軽三味線の生演奏をバックに披露。「イイジャン ソージャン ヨコスカジャン」で始まる歌に合わせ、優雅に踊った。

 国友会長は「協会は来年が55周年。会員は高齢化しているが、民謡文化をしっかり次世代に伝えていきたい」と話し、「スカジャン音頭はたくさんの方が楽しめるので、地元を盛り上げながら、いろいろな場で披露したい」と意欲をみせていた。

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