県自然博物館 恐竜かるた好評 学芸員考案 最新学説分かりやすく

©株式会社茨城新聞社

県自然博物館オリジナル「恐竜研究かるた」を考案した加藤太一学芸員=坂東市大崎

「鳥たちは すべて恐竜の 生き残り」-。子どもたちに恐竜の特徴や姿などを楽しく学んでもらおうと、県自然博物館(坂東市大崎)が制作した「恐竜研究かるた」が好評を博している。発売から2カ月弱で初版の750セットを完売。想定販売数量をはるかに上回る事態に、急きょ1900セットを追加で製造している。同館は「このペースでいけば現在開催中の企画展が過去最高入場者数となる。恐竜をテーマにした企画展の効果もあり、『恐竜のことをもっと知りたい』という人が、自宅用にかるたを買い求めている」と分析している。

かるたは、同館で6月9日まで開催している企画展「体験!発見!恐竜研究所 ようこそ未来の研究者」の関連グッズとして開発された。札は全46種類で、読み札に記された言葉は同企画展のチーフを務める加藤太一学芸員が考案。絵札のデザインは展示解説員の鶴見ひかりさんと滝本麻衣子さんが担当した。別紙で読み札の解説も付いており、学校などで教材としても使える内容だ。

2016年秋ごろから制作に取り掛かり、デザインだけで1年の月日をかけるなど、子どもたちの興味を引くような絵柄に仕上げた。かるたは、小学3、4年生以下をメインにした商品として、同館友の会の支援を受けながら、今年2月16日に発売。来館者が土産品として購入するだけでなく、同館職員OBや学校関係者らが複数個買い求めていくという。

加藤学芸員は「恐竜研究の歴史や方法、結果に至るまでの過程なども網羅したオリジナルかるたで、小学生だけでなく大人も最新の学説を知ることができる。幼稚園児には、平仮名の勉強に使ってほしい」とPR。価格は900円(税別)で、企画展終了後も館内のミュージアムショップで販売する予定だ。(小室雅一)