市長選投票用紙9枚紛失などミス3件 南足柄市選管

南足柄市役所

 南足柄市選挙管理委員会は22日、市長選と市議選で投票用紙9枚を紛失するなど3件のミスがあったと発表した。

 市選管によると、20日朝、市役所1階ロビーに設置された期日前投票所で残数を確認した結果、市長選の投票用紙(未使用)が9枚不足していることが判明した。開票の結果、投票者数(名簿集計)と投票用紙の使用枚数が一致したことなどから、「二重投票の可能性はなく、紛失した」としている。

 21日朝には竹松公民館(同市竹松)で、投票資格がない市外転出の男性に投票用紙を交付し、投票させるミスがあり、投票を有効として扱った。

 また、同日夜、現職の男性が立候補届け出時に認定を受けた通称名と、投票所で掲示されている通称名が異なることが判明。男性は当選したが、選管委員長が本人に謝罪した。市選管は「ミスが多発したことを重く受け止め、原因を検証し再発防止に努める」としている。

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