〔吾妻山〕7か月ぶりに噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)へ引下げ 火山灰の噴出や火山ガスなどに注意(4/22)

22日14:00、仙台管区気象台は、福島・山形県境の吾妻山について、大穴火口周辺約1.5kmの範囲に影響を及ぼすような噴火の可能性が低くなったとして、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)へ引下げる「噴火予報」を発表しました。吾妻山の噴火警戒レベルが1になったのは昨年(2018年)9月以来、約7か月ぶりとなります。
吾妻山では、昨年5月頃から大穴火口周辺の隆起・膨張を示す地殻変動が認められ、9月に入って火山性微動も観測されたことから噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引上げられていました。その後、こうした地殻変動は次第に鈍化し、現在は停滞しています。また、火山性微動は昨年12月23日を最後に観測されていらず、火山性地震も減少傾向となっています。
なお、大穴火口や旧火口周辺では、熱活動が継続していることから、気象台では、地元自治体の指示に従って危険な地域には立ち入らないよう呼びかけています。

■注意事項
【注意】
・大穴火口、旧火口周辺:火山灰や高温の土砂、熱水等の突発的な噴出
・大穴火口、旧火口周辺、硫黄平橋周辺:火山ガス

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