福井の参院選公認候補差し替え要求

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滝波宏文氏

 夏の参院選福井選挙区(改選数1)で、自民党の公認を得ている現職で経済産業政務官の滝波宏文氏に対し、「知事選時の対応に不満がある」として、自民系を中心とした市町議会の議員グループ「新しい風ふくい」が、自民福井県連に公認候補の差し替えを求める上申書を提出していたことが4月22日、分かった。県連は今後、取り扱いを検討する。滝波氏は、不満の解消に努めるとしている。

 「新しい風ふくい」は昨年12月、知事選で杉本達治氏を支援するために結成された。約200人の市町議員が加盟している。

 関係者によると滝波氏は、知事選で自民の推薦を受けた杉本氏に激励の電報やげき文を送らず、出陣式などに顔も出さなかった。このため、上申書では、参院選で「滝波氏を応援できない」と公認候補の差し替えを求めている。自民本部から滝波氏の応援を要請された場合は、離党も辞さないとしている。

 「新しい風ふくい」代表の青木幹雄・福井市議会議長は「滝波氏が動かなかったことは残念でならない。こうした声があるということを、県連に分かってほしいと考えた」としている。

 これに対し、滝波氏は「エネルギー政策を所管している経産政務官としての立場があり、世耕弘成経産相からも原発立地地域の首長選に関わらないようにと言われていた」と説明。「地元の方々の思いに応えられなかったのは申し訳ない。今後説明を重ねて理解が得られるようにしたい」と話している。

 上申書提出は「新しい風ふくい」の役員や発起人で決めたという。提出を知らなかったというメンバーからは「グループには自民系以外の議員も加盟しているし、知事選と参院選は別の話。困惑している」との声も出ている。

 参院選福井選挙区には滝波氏のほか、共産党新人の山田和雄氏が出馬を表明している。

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