対馬で初の離島甲子園開催へ 8月19~23日 ボランティアスタッフを募集

 長崎県対馬市は22日、全国の離島から中学球児が集まる「全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園)」を8月19~23日の5日間、対馬で初めて開くと発表した。全国9都県(24市町村)から過去最多の25チームが参加予定で、保護者も含め約650人が来島する見込み。

 離島甲子園は、元プロ野球選手の村田兆治さん(69)が提唱。2008年から各地の離島で毎年開いており、対外試合の機会が少ない離島の子どもたちに野球を通じて交流を深めてもらう目的。試合のほか、村田さんらによる野球教室がある。県内では13年の壱岐市、15年の五島市に次いで3カ所目の開催。

 22日の定例記者会見で比田勝尚喜市長は「島の子どもたちが自信を付け、高校野球などさらに大きな目標に向かうきっかけとなれば」と、離島甲子園の意義を強調。ボランティアスタッフとして市民に参加を呼び掛けた。

 同市政策企画課は、会場案内や救護などを担うボランティアスタッフの希望者を6月14日まで受け付ける。問い合わせは同課(電0920.53.6111)。

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