「Play of the Week」はアスレチックス・ラウレアーノ

日本時間4月23日、メジャーリーグ機構は今季第4週の「Play of the Week」にラモン・ラウレアーノ(アスレチックス)が実現させた奇跡的なダブルプレイを選出した。「Play of the Week」は今季から新設された表彰で、各週の守備面での最高のプレイを表彰するものである。ラウレアーノは日本時間4月22日のブルージェイズ戦で本塁打性の当たりを好捕し、もはやお馴染みとなった鉄砲肩を披露。「8-2-4」とボールが渡り、併殺が完成した。

ラウレアーノは日本時間4月22日のブルージェイズ戦、2回表無死一塁の場面で5番のテオスカー・ヘルナンデスが放った本塁打性の打球を見事にキャッチ。先制2ランを阻止し、先発のブレット・アンダーソンを助けた。しかし、このプレイはそれだけでは終わらず、ラウレアーノは打球をキャッチするやいなや、飛び出していた一塁走者のジャスティン・スモークをアウトにすべく、一塁方向へ大遠投。これは一塁ケンドリズ・モラレスの頭上を越える暴投となってしまったものの、カバーに入った捕手ニック・ハンドリーが素早く二塁ジュリクソン・プロファーへ送球し、二塁を狙ったスモークはタッチアウト。奇跡的なダブルプレイとなった。

「風が吹いていて、打球をフィールドのほうへ押し戻してくれたんだ。フェンスが見えたからジャンプしただけさ」と自身の本塁打キャッチを振り返ったラウレアーノ。「(本塁打キャッチが成功して)とても興奮していたから、そのあとの送球は正確ではなかった。何も考えずに投げたよ。こういうことがときどきあるんだ」とその後の暴投については反省していたものの、ラウレアーノの鉄砲肩がなければ実現し得なかった奇跡のダブルプレイだった。

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