ジャガー「Iペイス」がワールド・カーオブザイヤー2019を受賞
ジャガー初のフルバッテリー電気自動車「Iペイス」が、「ワールド・カーアワード2019」において「ワールド・カーオブザイヤー2019」を受賞した。
また同アワードの別部門である「ワールド・カーデザインオブザイヤー2019」「ワールド・グリーンカーオブザイヤー2019」も同時受賞し、史上初となる三冠獲得を達成した。
ワールド・カーアワードについて
ワールド・カーアワードは2004年に創設された非営利プログラムで、24か国86名のモータージャーナリストが毎年4月に各賞の選考を行う。その15年の歴史の中でも、3部門同時受賞はIペイスが初となる。
なお、2017年にはジャガーのFペイスがワールド・カーオブザイヤーとワールド・グリーンカーオブザイヤーの2賞を獲得している。
Iペイスについて
Iペイスは世界60カ国以上で1万1000台が販売されているフルバッテリー電気自動車で、価格は959万円~(消費税込み)。
航続距離はWLTCモード438kmに達する。最大7kWのAC普通充電と100kWのDC急速充電に対応しており、0%から80%まで充電する際、100kWの場合は約40分、7kWの場合は約10時間で充電が可能。
また電源ケーブルと接続するとバッテリーの温度を自動調整して、走行前に航続距離を最大化するテクノロジーも備えている。
さらに安全面においては、ヨーロッパの自動車安全テスト「ユーロNCAP」においても5つ星評価も獲得している。
受賞歴
Iペイスはこれまでに「ヨーロッパ・カーオブザイヤー2019」をはじめ「ドイツ・カーオブザイヤー2019」をはじめ、「ノルウェー・カーオブザイヤー2019」、「UKカー・オブザイヤー2019」、「BBC TopGearマガジンEVオブザイヤー」、「中国グリーンカーオブザイヤー」、そして「Autobest’s ECOBESTアワード」など、世界で62の賞を獲得している。
ジャガー・ランドローバーCEO:ラルフ・スペッツ博士のコメント
Iペイスが、権威ある審査員の皆様より3つの名誉ある賞に選出していただきましたことを、とても誇りに思います。
私たちは、ゼロ・エミッション、事故ゼロ、渋滞ゼロというビジョン「Destination Zero」の実現にむけて、アイデアを描くことからはじめました。Iペイスはこれを達成するための最初のステップであり、電気自動車がニッチな選択以上のものになってきたタイミングと重なりました。