カージナルス打線爆発18安打 ファウラー4安打4打点

【ブリュワーズ5-13カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

カージナルスは3点リードを追い付かれた直後の5回裏にポール・ゴールドシュミットの9号2ランで勝ち越しに成功。その後、7回裏に7点を奪うなど打線が爆発し、18安打13得点の猛攻でブリュワーズに大勝した。先発のジャック・フラハティが5回表に2本塁打を浴びて同点とされ、6回表にもヤスマニ・グランダルに6号ソロを浴びて1点差に迫られたカージナルスだったが、7回裏に打者12人の猛攻で一挙7得点。8回裏にはデクスター・ファウラーがこの試合4安打目となるタイムリーを放ち、ダメ押しした。フラハティは4失点ながら6回3安打10奪三振の力投で今季2勝目。ブリュワーズは7回以降に登板した2投手が試合をぶち壊してしまった。

昨季は打率.180、OPS.576という自己ワーストの1年を過ごしたファウラーだが、今季は開幕からまずまずの働きを見せている。ブリュワーズ3連戦の初戦に「7番・中堅」で先発出場したファウラーは、2回裏にレフトへのヒットでチャンスを広げてコルテン・ウォンの先制タイムリーを呼び込み、4回裏の第2打席ではブリュワーズ先発のエイドリアン・ハウザーから右中間への1号2ラン。6回裏の第3打席はセンターフライに倒れたものの、7回裏にリードを5点に広げるタイムリー、8回裏にもリードを9点に広げるタイムリーを放ち、4安打4打点の大活躍でチームの勝利に大きく貢献した。これでシーズン通算の打率は.313、OPSは.835まで上昇。1試合4安打はロッキーズ時代の2013年以来であり、不良債権化が懸念された男は、ようやく本来の姿を取り戻しつつあるようだ。

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