0.1mmの不良を検出する品質検査AIパッケージを販売開始

2019月4月23日
株式会社テクムズ

0.1mmの不良を検出する品質検査AIパッケージを販売開始
~目視検査が難しいとされる黒色系製品にも対応、
100万個/月の検査を実現する高速性~

株式会社テクムズ(本部:愛知県名古屋市中村区、代表取締役:鈴木 孝昌、以下 テクムズ)は、人の目以上の高精度、高速処理で微小な不具合を検出する品質検査AIパッケージ(以下、本パッケージ)を2019年5月より販売開始します。 本パッケージは様々な形状の部品、多様な不具合検出に対応しており、特に、難しいとされていた黒色ゴム/樹脂系製品の品質検査にも対応しており、バリ、ヤケ、傷、エグレなどを検出します。
当社推奨のフル・オプションでは、カメラや照明、ベルトコンベア、セパレータ等を準備しており、手作業で行なっていた目視検査を一気に自動化できます。また、既存の検査ラインに本パッケージソフトウェアのみを導入することも可能です。

■品質検査AIパッケージ概要
1)導入効果
□人に依存しない安定した検査品質によるコストダウンとトレーサビリティの実現
検査員の熟練度や疲労度に依存しない高速な検査速度と、
安定した検査品質が実現できます。
見落しなどによる不良品出荷の危険が大幅に減り、対処時間やコストの削減が可能です。
海外工場でも日本の熟練検査員のノウハウを学習させた検査品質を
担保することができます。
良品/不良品の判断だけでなく、検査結果を画像と合わせてデータベース化するため、
数値管理や不具合工程の特定、品質向上にご利用いただけます。
□AIによる検査ノウハウの蓄積によるリスク回避
学習による更なる検査品質の向上や新規検査対象の拡大が可能です。
検査ノウハウをAIが獲得するため、人への技術の継承が不要です。
熟練検査員の退職、新人の採用、教育といった課題が解決できます。
また退職による検査ノウハウの喪失・流失といったリスクも回避できます。
不良の原因すべてを特定していなかった品質検査工程で、
すべての傷の種類を蓄積します。

2) パッケージの動作画面例

【写真1:品質検査AIパッケージの画面キャプチャ、上面および側面の2方向から検査】

3)単体利用とオプション(詳細についてはお問合せください)
□パッケージ単体利用
品質検査AIパッケージソフトウェアのみを提供します。
最大4台までの画像入力をサポートし、
複数方向からの検査が可能です。
新たな検査対象をAIに学習させる機能も入っています。
□自動化を実現するオプション群
すぐに品質検査AIを始めたいお客様向けにオプションを設定してあります。
・パッケージを動作させるPC。品質検査AIに必要なソフトウェアを
全てインストールして提供します。
・検査対象を的確に撮像するカメラおよび照明を用意してあります。
・検査員が検査対象を置くだけで品質検査を行い、良品/不良品/検査確度低
(良品か不良品かの判断が難しい分類)を仕分けするベルトコンベア、仕分装置等の
機構部材も提供します。

4)実現機能
□検査対象: 黒色ゴム/樹脂系部品、金属部品等
□最大サイズ: 100mm x 100mm x 100mmまで(推奨ベルトコンベア使用の場合、目安)
制限なし(パッケージソフトウェア単体使用の場合、
最大撮像画素数:4000 x 3000)
□検査速度: 0.1mmの傷検出精度で100万個以上/月の品質検査速度
(10h/日、26日/月稼働:計算値)
□不具合種別: バリ、欠け、歪み、ヤケ、傷、エグレ、寸法など
□複数方向検査: 複数台のカメラ(最大4台)にて対応
□良/不良品振分:検査結果をもとに良品、不良品、検査確度低
(良品か不良品かの判断が難しい分類)に分別可能
□簡単な運用: 検査結果の自動DB化、新規検査対象の学習機能、など

■今後の展開
更にパッケージを進化させて機能を充実、ロボットアーム等との連携を実現し、自動化/無人化を目指します。
本パッケージの機能範囲外のご要求についてもご要望を伺って、お客様の課題を解決していきます。そのノウハウをパッケージにフィードバックして、より広範囲の検査に対応する様にパッケージの機能を強化していきます。

■会社概要
商号: 株式会社テクムズ
代表者: 代表取締役 鈴木 孝昌
本部所在地: 〒450-0002 名古屋市中村区名駅3-26-21 TOMIビル3F
URL: http://www.tkmes.jp
事業内容: 業界最速の画像認識AIを目指し開発
製造業向けの高速・高精度な品質検査AIを開発
様々な用途に適合した顔認証ソリューションの提供

■本パッケージの詳細仕様等のお問い合わせ:sales@tkmes.jp
■本報道発表に関するお問い合わせ先:marketing@tkmes.jp

※記載されている社名、商品名などは、各社の登録商標または商標である場合があります。