長い歴史と伝統を誇るGIレース「第165回天皇賞・春」（4歳上・芝3200m）が、5月1日（日）に阪神競馬場で開催されます。古馬長距離戦の最高峰とも称されるこのレース、"春の頂上決戦"を制するのはどの馬なのか？ ぜひラジコで競馬中継をお楽しみください。
「天皇賞・春」とは？
GI競走の中でも長い歴史と伝統を誇る競走で、優勝賞品として皇室から楯が下賜される事から「春の盾」とも呼ばれます。大阪杯・宝塚記念と並んで"春古馬三冠"のレースとして位置付けられています。
前身は、1905年から開催されていた「エンペラーズカップ」及び「帝室御賞典」。1938年に春・秋による年2回の施行に改められ、春の競走を阪神競馬場（旧・鳴尾競馬場）で施行しました。その後、戦争による中断を挟んで、1947年春に「平和賞」の名前で復活、同年秋より現在の「天皇賞」へと改称し、春は京都競馬場、秋は東京競馬場で開催されるようになりました。
長年、春・秋ともに「5歳（現4歳）以上・芝3200m」の競争条件で行われていた天皇賞ですが、1984年に秋が距離を2000mに短縮、1987年に出走資格を「4歳（現3歳）以上」へと変更。以降、天皇賞・春は「4歳以上のステイヤー日本一決定戦」、天皇賞・秋は「3歳以上の中距離ナンバー1決定戦」と性格がそれぞれ明確に分けられています。
例年は京都競馬場で施行されますが、2020年からの大規模な整備工事に伴い、今年も阪神競馬場で行われます。
「天皇賞・春」注目馬は？
前走の阪神大賞典では、断然人気に応えて連覇を達成したディープボンド（牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎）。昨年の天皇賞・春では、ワールドプレミアに0秒1差の2着に敗れています。昨秋のフランス遠征以降は着実に力を付けてきており、7度目の挑戦で悲願のGI初制覇を狙います。
昨年の菊花賞で5馬身差の快勝を見せたタイトルホルダー（牡4歳、美浦・栗田徹厩舎）は、8枠16番からの出走です。今年初戦の日経賞はクビ差での勝利ながら、他の上位馬より重い斤量を背負っていたため、着差以上の強さを見せつけました。菊花賞と同じ舞台で長距離王座の確立を目指します。
昨年秋から4連勝中のテーオーロイヤル（牡4歳、栗東・岡田稲男厩舎）。前走のダイヤモンドSでは、前々走から一気に1000mもの距離延長の中、2馬身1/2の差で重賞初制覇を遂げました。これまでの戦績から長距離適性は十分に示しており、阪神でのレースも3勝と相性も抜群です。勢いに乗ってGIの大舞台に挑みます。
競馬中継番組まとめ
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出演者：解説：長谷川仁志
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