2019JOCシンボルアスリート認定式をリポート!

2019JOCシンボルアスリート認定式をリポート!

トップアスリートが一堂に集結! オリンピックの“シンボル”となる選手が決意を表明

来年に迫った東京五輪をさらに盛り上げるべく活動を行う、シンボルアスリート11名が決定! 4月16日に行われた認定式では、選手たちが大役を任された意気込みを語った。

2019シンボルアスリートに選ばれたのは、瀬戸大也(水泳)、渡部暁斗(ノルディック複合)、内村航平(体操)、小平奈緒、髙木美帆(ともにスピードスケート)、宇野昌磨(フィギュアスケート)、登坂絵莉(レスリング)、三宅宏実(ウエイトリフティング)、阿部一二三(柔道)、髙橋礼華・松友美佐紀(バドミントン)の11名。4月16日に都内で行われた認定式には、渡部、内村、髙橋、松友を除く7選手が登場した。

JOC副会長兼専務理事・平岡英介氏のあいさつの後、シンボルアスリートたちが壇上へ。認定の証である特別なトレーニングウエアをその場で着用し、平岡氏と固く握手を交わした。

その後、司会の福澤朗アナが1人1人にインタビュー。シンボルアスリートに選ばれた感想や競技への意気込みのほか、「贈呈されたウエアの着心地について」など予想外の質問も飛び出し、式は和やかな雰囲気で進行した。

【SPECIAL COMMENT/瀬戸大也】

僕が最初にネクストシンボルアスリートに選ばれた時は、入江陵介さんがシンボルアスリートで、その位置に行きたいという一心でやってきました。今回、シンボルアスリートに選んでいただいてうれしいです。まず7月の世界水泳で王座を奪還し、来年の東京五輪への出場を内定できるように頑張ります!

4月の日本選手権で3冠を達成した瀬戸。式でも笑顔がこぼれ、充実した日々をおくっている様子を見せた。

【SPECIAL COMMENT/阿部一二三】

8月に行われる世界選手権は、3連覇がかかっています。まずは、そこに向けて頑張っていきたいです。また、(シンボルアスリートに選ばれたので)自分自身がスポーツの顔になれるよう、自覚と誇りを持ってこれからも頑張っていきたいと思います。

福澤アナから「ウエアが似合う」と褒められた阿部は「素材も良いのでどんどん着ていきたい」と笑顔。

登坂は浜口京子、吉田沙保里の名を上げ、「実力も人としても、先輩たちのようになれるよう成長したい」と意気込んだ。

五輪マークのネックレスを着用し登壇した三宅。「日本中に応援していただけるのは、五輪ならではの魅力」と話した。

そして、シンボルアスリートと入れ替えに、次世代を担う「ネクストシンボルアスリート」20名も登壇。代表してあいさつを行った競泳の大橋悠依は「偉大な先輩に追いつけるように頑張りたい」と意気込んだ。

「ネクストシンボルアスリート」の大橋は、「選ばれて光栄です。見てくださる方に勇気や感動を届けられる選手になりたい」と瞳を輝かせた。

シンボルアスリートとは?


日本オリンピック委員会(JOC)が実力、知名度、将来性などを踏まえて選考するシンボル的存在のアスリートで、オリンピック・ムーブメント推進事業及びマーケティング活動に協力し、スポーツ文化を盛り上げていく。過去には室伏広治(陸上)、冨田洋之(体操)、吉田沙保里(レスリング)らが任命されている。

取材・文/塚本弘美 撮影/中越春樹

© 株式会社東京ニュース通信社