名画友の会寄稿=大聖堂炎上にちなみ「ノートルダムのせむし男」上映

 高く明るいゴチック建築様式である石造りのノートルダム大聖堂は、何故燃えたのか?屋根及びそれを支える骨組みは、木材で組み立てられているからである。石材は重く神に近づきたいのか、天上へ少しでも近づこうとする様に、尖塔を上へ上へ伸ばしている。
 フランス・パリのノートルダム大聖堂で、15日夕に発生した大規模な火災は、建物の主要部分が消失を免れたのは、最初の15分から30分の重要な時間帯の消火活動が旨くいったおかげだと、内務次官が説明した。2つの塔や主要部分が消失しなかったのは、「命をかけた消火隊の勇気と決定によるものだ」と賞賛されている。
 この火災では、木造の尖塔と屋根が崩落した。出火の原因は不明であるが、現在50人を投入して調査に当たっているとのこと。大聖堂で進められていた大規模な改修が原因だとの見方も出ている。
 パリの消防当局は、16日午前10日に鎮火したと発表した。既に世界中から再建に向けた支援や寄付申し込みがされている。フランス大統領は、5年以内の再建を約束した。
 名画友の会(五十嵐司会長)は、27日午後12時半からブラジル日系熟年クラブ連合会(Rua Dr. Siqueira Campos, 134)の2階小ホールで、「ノートルダムのせむし男」(出演:アンソニー・クイン、ジーナ・ロロブリジダ)を上演します。参加費は一般12レ、会員10レ。皆さん、お誘い合わせの上、お出で下さい。

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