西武、総力戦で今季初引き分け 辻監督「よく追いついた。増田も佐野も頑張った」

西武・辻監督【写真:荒川祐史】

今季両リーグ最長5時間21分の死闘

■ロッテ 9-9 西武(23日・ZOZOマリン)

 西武が今季初の引き分け。23日のロッテ戦(ZOZOマリン)で9-9のまま延長12回を終えた。今季両リーグ最長5時間21分の死闘を終え、試合終了は23時36分。辻監督は「(24日が誕生日の)金子侑のハッピーバースデーを聞くところだった」と苦笑いを見せていた。

 先発のニールが4回途中5失点(自責2)とノックアウト。その後も投手陣が崩れ7回までに8失点と敗戦ムードだったが、8回に森のタイムリーなどで4点を奪い逆転に成功した。しかしその直後の8回裏に、5番手・小川が鈴木に同点ソロを浴びると試合はそのまま延長に突入。9-9の同点のまま、両チームともに得点をあげることができず、12回引き分けに終わった。両軍合わせて29安打が飛び出し、17投手がマウンドに上がる総力戦だった。

 辻監督は「よく追いついたけどね。投手がかわいそうなミスもあった」と話し、「増田も佐野も頑張った。こういうところで投げて自信をつけてくれれば」と延長10回からの3イニングを無得点に抑えたリリーフを労った。(安藤かなみ / Kanami Ando)

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