“妄想小説家”山里亮太の最旬女優ガイド
女の子のためのお役立ち情報をご紹介するこのコーナー。初の小説を刊行した山里亮太が登場。今回は、さまざまな女優やアイドルを主人公にした妄想小説を執筆した山里がイチオシの「最旬女優」を明かします。
アイドルや女優をモデルにした「妄想小説」を執筆してきた山里。今、特に中条あやみと松岡茉優に注目しているという。その理由とは!?
作家デビュー作が話題！ 山里流“妄想のススメ”
僕の初小説「あのコの夢を見たんです。」が刊行されました。雑誌「B.L.T.」で8年以上続いている連載を1冊にまとめたもので、人気の女優さんやアイドルを主人公にした短編妄想小説集です。そう聞くと、「どうせ山ちゃんがゲスい妄想を綴っているんでしょ？」と誤解されるかもしれませんが、ファンタジーや近未来SF、学園モノなどさまざまなジャンルの物語に挑戦しました。案外、ロマンチックな妄想もあったりして。
小説にモデルとして登場するのは、広瀬すずさん、土屋太鳳さん、平手友梨奈さん（欅坂46）など16名。今をときめくスターの方ばかりです。僕の脳内で勝手にいろんな妄想をされているにもかかわらず、各事務所さんがよく許可してくれたなぁ…と感謝の気持ちでいっぱいです。やっぱり売れている人は｢器がでかい｣（笑）。
そんなすてきな方たちのなかで、僕が個人的に注目しているのは中条あやみさん。連載掲載時、清涼飲料水のCMに出演しているのを見て｢とんでもない美貌の持ち主がいる！｣と思い、執筆した記憶があります。きっと男性にフラれることなんて一生ないんだろうなと思い、あえて中条さんがフラれまくるストーリーにしました。どんなみじめなフラれ方をしたら面白いか、大喜利のようにいろいろ妄想しました（笑）。
小説には、（松岡）茉優の妄想ストーリーも収録されています。10年ほど前、「おはスタ」で彼女と一緒に仕事をしていたのですが、実際にあった当時のことをもとにして物語を書きました。「おはスタ」卒業後、茉優は「あまちゃん」（NHK）でブレークしますが、彼女が子どもの頃から知っているので、どうしても保護者目線で見てしまうんです。キスシーンがあると、｢うわぁ、茉優、何してんだよ！｣って動揺してしまう（笑）。ちなみに、芸能界の女性で、僕が唯一、呼び捨てできるのが松岡茉優です。
僕にとって“妄想”とは、キャスティングも演出もすべて自分一人でできる劇場。なんとなく小劇場のようなイメージに近いですね。だから、この小説に出てくる方たちの現在の活躍ぶりを見ると、「大きくなったなぁ。昔はうちの劇場で雑用をやっていたのに、朝ドラのヒロイン役が決まったんだね。おめでとう」って、劇場の支配人みたいな気分になるんです。
そして何よりも、妄想は自由なところがいいですよね。ルールも一切ないし、妄想の世界だったらどんなことをしても絶対に捕まらない（笑）。アイドルファンの人って、みんな妄想の上級者だと思うんです。｢もしあの人とデートに行くとしたら｣｢あの人気グループの新メンバーとして自分が加入したら｣とか、いろいろ頭に思い描きながら、自分だけの世界を楽しむ才能がある。もし妄想が膨らんで爆発しそうになったら、僕みたいに、文章にしたためてみるのもいいんじゃないかなと思います。
好評発売中！
山里亮太短編妄想小説集「あのコの夢を見たんです。」（小社刊）
山里亮太が気になる女優やアイドルをモデルにつづった短編想小説集。2010年から月刊テレビ誌｢B.L.T.｣（小社刊）でスタートした連載を1冊にまとめたもので、土屋太鳳や広瀬すずなど、今をときめく人気者16名がモデルに。
★直筆サイン本を3名様にPRESENT！★
※詳細は、現在発売中の「月刊TVガイド」（2019年6月号）の誌面をご覧ください。
【プロフィール】
山里亮太（やまさと りょうた）
1977年4月14日生まれ。千葉県出身。牡羊座。AB型。「メイドインジャパン」（TBS系）、「逆転人生」（NHK総合）、「ひねくれ3」（テレビ東京）などに出演中。
松岡茉優（まつおか まゆ）
1995年2月16日東京都生まれ。水瓶座。B型。2008年、｢おはスタ｣（テレビ東京系）のおはガールとして出演し、本格的に芸能活動をスタート。18年、映画｢万引き家族｣で多数の賞を受賞。
中条あやみ（なかじょう あやみ）
1997年2月4日大阪生まれ。水瓶座。O型。2011年、雑誌｢Seventeen｣のミスセブンティーンでグランプリを受賞し、モデルデビュー。｢白衣の戦士！｣（日本テレビ系）で連続ドラマ初主演。
「Girl’s Culture」とは？
月刊TVガイドにて掲載している、女の子のためのお役立ち情報をご紹介するコーナー。テーマに関して、本誌では更に詳しく紹介しています。
http://zasshi.tv/category/MTG
当記事に関しては、月刊TVガイド2019年6月号にて掲載。
