イスラエル、ベレシート後継機を製造へ 再び月面着陸目指す

イスラエルの民間団体スペースILは、新たな月面探査機を製造し、打ち上げることを表明しました。

スペースILは今年2月に月面探査機「ベレシート」を打ち上げました。同探査機は月周回軌道への投入には成功したものの、残念ながら月面への軟着陸には失敗しています。

スペースILによれば、新たな月面探査機の計画はすぐにも始まります。また、もともとスペースILが目指していた民間月探査レース「Google Lunar X Prize」は、失敗はしましたが探査機の月到達にたいして100万ドル(約1億1000万円)を支払うと表明しています。

探査機の月面軟着陸を成功させたのは、これまでロシア(旧ソ連)やアメリカ、中国しかなく、またどれもが政府によるミッションでした。今後もスペースILによる月面着陸ミッションの進展に、注目が集まりそうです。

Image: スペースIL
■Israel Will Build Another Moon Lander
https://www.space.com/israel-moon-lander-beresheet-2.html
文/塚本直樹

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