世知原茶の一番茶摘み始まる 芽ぞろい、香りも良く

一番茶摘みが始まった世知原茶=佐世保市世知原町

 佐世保市の特産品、世知原茶の一番茶摘みが、世知原町一帯で始まった。今年は天候に恵まれ、生育は良好。5月上旬まで続く。
 市によると、町内では48戸が95ヘクタールで栽培。昨年は生葉約217トンを収穫し、荒茶約45トンを生産した。今年は4月に入り、適度に雨が降り、平年並みに気温が推移したため、芽ぞろいや香りが良く、品質の高い茶が育ったという。
 白石宗親さん(68)の畑では23日、早朝から茶摘み機を使って作業。茶葉約400キロを収穫した。白石さんは「今年は3月から4月にかけ、霜の被害が少なく順調に生育してくれた」と話した。

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