高さは60mもあって眺望絶佳【私鉄に乗ろう81】会津鉄道(東武鉄道)その9(42)

ようやく駅が見えてきました。

塔のへつり駅から3.8kmで湯野上温泉駅。

千鳥配置の相対式ホーム2面2線。

下りホーム側に大きな茅葺き屋根の駅舎。会津鉄道になってからの駅舎です。

駅名標。1932年(昭和7年)国有鉄道の湯野上駅として開業。1987年(昭和62年)JR東日本→会津鉄道と転換。同時に湯野上温泉駅に改称。この年に茅葺き屋根の新駅舎が完成。1999年(平成11年)まではJR貨物の駅もありました。

2007年(平成19年)2月に来た時の写真。湯野上温泉駅ホームです。当時のAIZUマウントエクスプレスは、特急「北アルプス」廃止によって余剰となった名鉄キハ8500系を2002年(平成14年)に購入、オリジナルのカラーリングで運行していました。キハ8500系は2010年(平成22年)で運用終了。その後マレーシアのサバ州立鉄道に譲渡されています。

2007年2月は大内宿にも足をのばしています。冬の大内宿は人がいなくて情緒がありました。夏は小川でキュウリやスイカを冷やしていて面白いけどね。

列車交換もなく、会津若松に向けて進行します。

駅を出ると大内宿の方から急峻な谷を駆け下りて阿賀川に注ぎ込む小野川を渡ります。

小野嶽トンネル(300m)。

大川ダム建設による会津線の新線切替で1980年(昭和55年)に完成した深沢橋梁を渡ります。

この深沢橋梁の高さは60mもあって眺望絶佳。

高所恐怖症気味の筆者には山陰本線の旧餘部橋梁(41.5m)よりも20m近く高いなんて、信じたくない!(笑)トロッコ列車はサービスに橋の上で停まると聞きました。もちろん乗りません!

というか大井川鐵道の関ノ沢橋梁(70.8m)も超怖いですよね。

では、【私鉄に乗ろう 81】会津鉄道(東武鉄道)その10(43) に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

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