Jリーグデジタルスタジアムって!?eスポーツではなく本当のサッカーの話

先日Jリーグが、5月12日(日)にノエビアスタジアム神戸で開催されるJ1第11節のヴィッセル神戸-鹿島アントラーズの試合を「デジタルスタジアム」で開催すると発表した。デジタルスタジアムとは一体何か!?最近のJリーグは、様々なテクノロジーや企画で集客を伸ばそうとしている。

J1第11節ヴィッセル神戸-鹿島アントラーズ!会場はデジタルスタジアム!?

Jリーグが5月12日(日)に開催されるJ1第11節のヴィッセル神戸-鹿島アントラーズの試合を、デジタルスタジアムで開催すると発表した。これはeスポーツの試合についての話ではなく、本物のサッカーの試合が開催されるという事である。

Jリーグデジタルスタジアムとは!?

Jリーグが初の試みとして開催する「デジタルスタジアム」とは、スタジアムに足を運ばずとも試合を観戦できるよう「Jリーグ FUROSHIKI(※)」という機能を活用して、遠隔地で試合を放映するイベントの事。その場で実際に試合が行われるのではなく、デジタルスタジアムに集まった観客は、本物のスタジアムでの試合映像を観戦する。今回はノエビアスタジアム神戸で開催されるヴィッセル神戸-鹿島アントラーズが対象で、会場は東京の大手町プレイスカンファレンスセンターホールとなっている。

https://www.jleague.jp/sp/special/digitalstadium/

※Jリーグ FUROSHIKIとは?(Jリーグ公式サイトより引用)

2019年シーズンから、Jリーグが著作権を有する試合映像をはじめとした映像コンテンツや静止画、スタッツデータなど、すべてのデジタルアセットを集約し、一元的に制作・編集・供給・配信等をマネジメントするデジタルアセットのハブ機能 Jリーグデジタルアセットハブ、通称“Jリーグ FUROSHIKI”(Jリーグふろしき)の構築に着手します。既存のJリーグアーカイブセンターをベースに、パブリッククラウドなどの各種クラウドとオンプレミスを組み合わせた最先端の環境を構築するとともに、集約・供給配信等ネットワークの最適化を行い、Jリーグ以外の国内スポーツでの活用も視野に入れたスケーラビリティを確保します。

出典: www.jleague.jp

パブリックビューイングとの違いは!?

遠隔地でのサッカー観戦としては「パブリックビューイング」がよく知られている。映画館や試合の開催されないスタジアムのビジョンに映し出される試合映像を、そこに集まったファンと共に応援する観戦スタイルだ。ワールドカップの日本代表戦などで開催されることが多い。では、デジタルスタジアムとパブリックビューイングは何が違うのか?デジタルスタジアムは、先述したJリーグ FUROSHIKIを活用することで最先端のIT技術を取り入れているため、より臨場感を味わうことができるのだろう。初開催となるため未知な部分が多いが、非常に楽しみだ。このデジタルスタジアムが、よりJリーグを身近に感じられる取り組みになることを期待したい。

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