長崎県庁外来者用駐車場 永続的に1時間無料

 2月から実験的に入庫1時間まで無料にしていた県庁舎の外来者用駐車場(約200台)について、県が今後永続的に1時間無料とする方針を固めたことが24日、分かった。実験の結果、民業圧迫などの悪影響が少ないと判断したため。
 新県庁舎の供用が始まった2018年1月以降、県庁に用務がある人の駐車場の確保や近隣の民間駐車場への配慮から30分ごとに150円を徴収。用務がある人は各部署で無料処理ができるものの、庁舎見学者や庁内レストラン利用者は無料処理ができなかった。
 今年2月から1時間無料にしたところ、平日の1日平均利用台数は523台から577台に増加。一方、平均満車時間は実験前とほぼ変わらず、近隣の複数の民間駐車場に問い合わせても「影響はない」との回答だったため、1時間無料を継続することを決めた。
 県管財課は「より県民に開かれた県庁にするため、変えられる部分は変えていく必要がある」としている。

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