尾崎豊とは一体、何者だったのか?「15の夜」誕生秘話&貴重映像公開

4月25日のフジテレビ系「直撃!シンソウ坂上」(木曜午後9:00)では、27年前の1992年4月25日に26歳という若さでこの世を去った伝説のロック歌手・尾崎豊の本当の素顔に迫る。18歳でデビューしてから亡くなるまでの9年間で71曲の楽曲を残し、シングル・アルバムの累計売上枚数は1,000万枚超え、「10代の教祖」「若者のカリスマ」と呼ばれた尾崎豊とは一体何者だったのか。

同番組は世間を騒がせた「人・事件」などの“今”を、MCの坂上忍が追跡&直撃し、真相を突き止めていく“ジャーナリズムバラエティー。今回、坂上は尾崎の素顔を探るため、尾崎を世に送り出し、亡くなるまで支え続けた音楽プロデューサーの須藤晃氏のもとへ向かう。須藤氏は尾崎の創作ノートを特別に公開。デビュー曲「15の夜」の歌詞がどのような変遷をたどって完成したのか、尾崎との知られざるやりとりを明かしていく。また番組では、尾崎の母校で中学時代の親友にインタビュー。等身大の尾崎の姿、そして「15の夜」誕生の裏にあった中学校生活の実体験も明らかになる。

デビュー当初は全く売れなかった尾崎を一躍有名にしたのは、デビューから8カ月後の野外ライブ。尾崎は高さ約7mもの照明用のやぐらからダイブ、左足を骨折する大けがをしたものの、スタッフに肩を借りて歌い続けた。伝説として語り継がれるこのパフォーマンスをきっかけに、尾崎は若者の心をわしづかみにし、1985年3月にリリースしたセカンドアルバム「回帰線」がオリコン1位を獲得するなど、10代のカリスマ的存在となっていく。

しかし、尾崎は1987年12月に覚せい剤取締法違反で逮捕されてしまう。多くのファンを裏切ってしまった尾崎は釈放後、最初で最後となるテレビへの生出演を決断。尾崎が出演した1988年6月22日の「夜のヒットスタジオ」(同系)で歌ったのは、拘置所の中で歌詞を書き上げた「太陽の破片」だった。番組では尾崎が生涯たった一度だけ、テレビの歌番組で歌った貴重な映像を公開する。

その後、東京ドームでの復活ライブで大成功を収め、「I LOVE YOU」が大ヒットするなど、完全復活を果たしたかに見えた尾崎だったが、1992年4月25日に肺水腫のため急死してしまう。それでも尾崎の人気は衰えず、彼の死から約2年後に「OH MY LITTLE GIRL」がミリオンセラーを記録。その「OH MY LITTLE GIRL」の超貴重なデモテープ音源も公開する。

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