パドレスの新人右腕・パダックが快投 メジャー初勝利

【マリナーズ0-1パドレス】@ペトコ・パーク

開幕から先発ローテーションの一角を担っているクリス・パダック(パドレス)が、5度目の先発登板にして嬉しいメジャー初勝利をマークした。マリナーズのベテラン右腕、フェリックス・ヘルナンデスとの投げ合いとなったパダックは、7回83球を投げて被安打1、奪三振9、与四球1、無失点という素晴らしいピッチングを披露。パドレスは2回裏にイアン・キンズラーの2号ソロで1点を先制し、このリードをパダックからトレイ・ウィンジェンター、カービー・イエーツとつなぐリレーで守り抜いた。マリナーズはわずか2安打と打線が沈黙。7回3安打1失点というヘルナンデスの好投を勝利につなげることはできなかった。

初回こそ先頭のミッチ・ハニガーの四球、3番のドミンゴ・サンタナのヒット、5番のティム・ベッカムの死球で二死満塁のピンチを招いたパダックだったが、6番のディー・ゴードンを空振り三振に仕留めてこのピンチを切り抜けると、2回以降は6イニング連続で三者凡退。初回から数えて19人連続で打ち取り、マリナーズ打線に同点や逆転のきっかけすら与えなかった。体調が万全ではなかったパダックだが、「それがピッチングに影響しないように心掛けた」と頼もしいコメント。「初回のピンチをなんとか凌いで、そのあとは波に乗ることができた」と自身のピッチングを振り返った。今季ここまで5試合に先発して1勝1敗ながら防御率1.67、WHIP0.67、奪三振率10.00と新人らしからぬ堂々たる成績をマーク。早くもチームに不可欠の戦力となっている。

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