「未解決の女」のむちゃぶりアクションに武田真治「全く聞いてない…」

テレビ朝日系で4月28日に放送するドラマスペシャル「未解決の女 警視庁文書捜査官~緋色のシグナル~」(午後9:00)で、捜査線上に浮かび上がる最大手ソフトウェア企業で社長秘書兼ボディガードをしている男・米須雅人を演じる武田真治がドラマの見どころなどを語った。

同作は、警視庁捜査一課「特命捜査対策室」第6係(文書解読係)に所属する肉体派熱血刑事・矢代朋(波瑠)と、文字フェチの頭脳派刑事・鳴海理沙(鈴木京香)がバディを組み、“文字”を糸口に未解決事件を捜査する新感覚の爽快ミステリー。ドラマスペシャルとして復活する本作では、朋&理沙が東京と京都を股にかけ、品字様(ひんじよう=同じ文字が三つ連なる漢字)が鍵となる“平成最後の未解決事件”に挑む。

今作への出演について、武田は「巧みな演技者がそろったドラマシリーズのスペシャルに参加させていただいて、本当に光栄に思っております。今回の物語は本当に予期しない展開にあふれ、“先が見えないミステリー”としても優れています。また、どなたが真犯人かは秘密ですが(笑)、真犯人の目線から見ていくと、“一つの歪められてしまったラブストーリー”としても読み取れる物語なのではないかと思いました」と印象を語った。

そして、武田が演じる米須は社長秘書兼ボディガードということで、体操番組「みんなで筋肉体操」(NHK)で筋肉美を披露している武田がドラマでも自慢の筋力をフル活用して鮮やかなアクションに挑む。「台本では秘書として描かれている部分が多かったんですけど、実は先日現場に行ったら、いきなり殺陣師の方がいて…(苦笑)。4対1のアクションシーンが用意されていたんです! 台本のト書きにも一切書かれていなかったし、殺陣があることも事前に全く聞かされてなかったんですけどねぇ…(笑)。だから、準備も何もしてなかったし、これはマズいと思って、その場で本当に集中してやったんです。そうしたら、テイク1でOKが出るという、まさかの事態になっちゃって(笑)」と予期せぬむちゃぶりもこなした。

また、本シリーズの鍵となる“文字”について「(好きな文字は)真治の“真”かなぁ。ここへ来てようやく、自分に長年課してきたことが評価していただけているなと感じるんですよ。筋肉トレーニングも誰に言われるでもなく、自分で積み重ねてきたことですし、サックスも自発的に続けてきたら、今ではあちこちから呼んでいただいて演奏できるようになって…。時間をかけて自分の中で“真(まこと)”を作ると、いつかは周りから評価していただけるんだと実感しました」と話した。

最後に、番組タイトルにちなんだ“未解決なこと”については「う~ん…(しばらく考えて)UFOかなぁ。すっごく昔のことなんですけど、空のかなたにそれっぽいものを見たような、見てないような…という経験をしたんです。あれは本物だったのか、そもそもUFOは実在するのかどうか、ずっと気になってます。何かの本で読んだんですけど、世界中が武器を手放して平和協定を結んだら、宇宙人が『ゴール!』と言って現れるらしいんですよ。仮にそれが本当だとしても、まだまだ実現は先になりそうですし、しばらく僕も未解決の状態が続くんでしょうね(笑)」と満面の笑顔で答えた。

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