『狂い咲きサンダーロード』、『爆裂都市 BURST CITY』、『ELECTRIC DRAGON 80000V』、『パンク侍、斬られて候』などの作品で知られる石井岳龍監督（a.k.a. 石井聰亙）が、bloodthirsty butchers（以下、ブッチャーズ）のリーダー、故・吉村秀樹からの熱烈なラブコールのもと完成させた爆音暴走映画『ソレダケ / that’s it』が、吉村の七回忌の命日となる5月27日（月）にシネマート新宿にて一夜限りの復活上映が開催されることが発表された（20:35より上映開始）。
染谷将太、水野絵梨奈、渋川清彦、村上淳、そして綾野剛という屈指の個性派豪華キャストが集結した『ソレダケ / that’s it』は、全篇にブッチャーズの音を使用、ブッチャーズの持つ激しさ＝「攻撃的な無常感」から導き出される、人間の意地を描いた物語。
石井岳龍監督ならではの濃くて、危なくて、激しい、全力疾走、血まみれの銃撃戦が展開される。
2015年5月27日にシネマート新宿にて劇場公開が始まった本作は、「俺は、まだ、死んでない！」スピリットのもと、2016年から毎年5月27日に同館にて復活上映を遂げてきた。
今年は平日ということもあり、さすがに復活上映はないのではないかと思われていたが、この作品のスピリットを体現すべく、シネマート新宿と製作委員会の尽力により今年も一夜限りの復活上映が果たされることになった。
なお、今回は劇中にも登場する漫画『デストロイヤー』がデザインされた「ソレダケ缶バッジ」と、本作に登場する個性的なキャラクターの中でもとりわけ熱心な信者の多い、綾野剛演じる千手完をイメージした「千手ステッカー」（厳密には「千手深水ステッカー」）が来場者プレゼントとして用意される。
さらに上映の最後には、ブッチャーズの名曲「デストロイヤー」のミュージックビデオが大音量でスクリーン上映される予定。
『ソレダケ / that's it』は、大音響、大画面で観てこその作品。シネマート新宿の大スクリーン前方から一方的に浴びせられる、監督が徹底的に拘った3chバズーカ音響でぜひ感覚を麻痺させ、覚醒させていただきたい。
チケットは、4月25日（木）18:00よりシネマート新宿のオンライン予約と劇場窓口にて販売が開始される。
