『FTBL』は25日、フェロー諸島1部リーグのTBトヴォロイリに所属しているMFルーク・ジェゴのインタビューを掲載した。
ルーク・ジェゴは1994年生まれの24歳。オーストリアのウィーンで生まれたものの、幼少期にオーストラリアへと移住した経験を持つ。兄はオーストリアリーグでプレーしているオーストラリア代表ジェームズ・ジェゴだ。
メルボルン・ヴィクトリーの下部組織で育成されたが2016年に退団し、ノルウェーのフローレFKに加入。2年半プレーしたが、新しい経験を求めてチームを去った。
その後彼が選んだクラブはなんとフェロー諸島のTBトヴォロイリ。3月の終わりに加入して以来、4試合連続でフル出場を果たしている。
なぜフェロー諸島を選んだのか?そこでの生活はどうなのか?彼は以下のように熱く語ったという。
ルーク・ジェゴ 「フェロー諸島について知っていたことは、ホエールハンティング(鯨狩り)だけだったよ。
フローレSKは昨年契約延長のオファーをしてくれたが、僕が断ったんだ。他の場所でのステップアップと、新しい経験を求めていた。
新しいクラブを探すのはギャンブルだったけどね。トライアル入団はロシアンルーレットのようなものさ。
多くの国のマーケットは閉まっていたが、フェロー諸島はまだ開いていたんだ。そしてかつてのチームメイトも所属していた。
彼が僕の代理人に連絡をくれて、僕はマラガ(スペイン)で行われていたキャンプに参加したんだ。朝10時に彼と電話して、午後10時には同意して、翌日にはスペインへ向かっていたよ。
完璧なチャンスだったね。本当に他のものは何もなかったから。ヨーロッパに滞在できたのもいい機会だし、レギュラーでプレーできているし、他のクラブも見てくれている。中短期的にはいい選択肢だったよ」
「いろいろ調べたけど、重要なのはこのチームが週に5~6回トレーニングをしていること、たくさんの試合があること、そしてヨーロッパのマーケットに留まれることだ。それを試してみようとね。
面白かったのは、思っていたよりも少しサッカーのレベルが高かったことだね。リーグには非常にいいチームがいくつかある。僕のクラブは少しそれよりは下だね。
一般的に言えば、リーグ全体のレベルはNPL(ナショナル・プレミアリーグ、オーストラリア2部に当たる独立リーグ)に似ている。だけど、トップクラブは非常に強力だ。
トップ3チームがヨーロッパリーグの予選に行ける。そして優勝者はチャンピオンズリーグ予選を戦える。
そのようなチームには優秀な選手が何人かいて、非常によく組織されているよ。フェロー諸島の人口は多くないが、15~16歳から週5~6回練習している。
だから、彼らはかなり技術的に良いレベルに達しているんだ。
試合に出て、自分自身をチェックし続けるだけでいいんだ。できる限りのチェックをね。
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週に2~3回しか練習がないのなら、行くつもりはなかった。まともな試合数があることも大切だった。
交渉も滞ることはなかったよ。これまでのところは大丈夫で、移籍に満足している。
退団しようと思えば、夏には選択肢がある。しかしシーズンの最後(10月)まで残るという選択肢もあるね」