【きらら浜 野鳥手帖】 No.2「ヒバリ」

スズメ目 ヒバリ科 [全長]17cm [時期]一年中見られる留鳥

 ヒバリは、背丈の低い草地や畑などで見られる鳥です。体は地味な茶色で、オスもメスも同じ色をしています。

 春になると、空を飛びながら長い時間さえずるのがヒバリの特徴です。長い時には5分くらい鳴き続けていることもあります。これは、息を吸う時も吐く時も声を出すことができるからです。また、ヒバリのさえずりはとても複雑で、「ピーチュルピーチュル」「フィチフィチ」など、様々な声を組み合わせて使います。

 ヒバリのさえずりは遠くまでよく聞こえるので、長く鳴いている声が聞こえたら、空を見上げてみてください。さえずる姿が見られるかもしれません。

きらら浜自然観察公園 信木 愛

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