2連覇間近のシティ、この10年の「奇妙な契約」8名

『FourFourTwo』は「マンチェスター・シティが過去10年間で行った8つの奇妙な契約」という記事を掲載した。

先日マンチェスター・ユナイテッドとのダービーマッチを制してプレミアリーグ首位に躍り出たシティ。残り3試合の相手を考えても、2連覇の可能性はかなり高くなったといえる。

現在プレミアの盟主であるといえるシティだが、そんな彼らでもちょっと奇妙な形で選手を獲得したことはあり…。そんな8名とは？

出場：4試合

デニス・ローやビリー・メレディス、カルロス・テベスらと並び、マンチェスターの両クラブでプレーした珍しい選手。そして、そのどちらでも苦しんだ。

ユナイテッドから2011年に加入した際、驚きを持って迎えられた。オールド・トラッフォードでは4年で27試合しか出場していなかったからだ。大方の予想通りほとんど怪我で使えなかった。

出場：2試合

マンチェスター・シティでだけでなく、アーセナルでもそこそこ忘れられてはいる。イングランドのビッグクラブ2つでプレーしているが、今のところノーインパクトだ。

2011年にセルタから加入した彼は「新しいダビド・シルバだ！」と高く評価されていたが、二人目のスペイン人は全く印象を与えることなく、バルセロナへと去っていった。

出場：3試合

2010年、マンチェスター・シティは世界で最も裕福なクラブでありながらGKに苦しんでいた。シェイ・ギヴン、スチュワート・テイラー、ダビド・ゴンサレスが次々と離脱し、ジョー・ハートはまだバーミンガムにローン移籍していた。

そこで呼ばれたのがサンダーランドでサブを務めていたハンガリー代表のGKヒュレプ。これだけのビッグクラブでは珍しいほどの緊急的な補強で、最後の3試合に出場している。

出場：5試合

マンチェスター・シティも若い才能をお金に変えてきたクラブの一つであるということを思い出させる。マルコス・ロペスは2015年に900万ポンド（およそ13.1億円）で売却されたが、それまで5試合しか出場していなかった。

ペジェグリーニ監督が「彼は売らない」と言った1時間前、すでにモナコに売却されていたというエピソードも有名。

出場：0試合

ありふれた名前を持っているゴールキーパーとして知られるライト。2012年に加入したプレストン・ノース・エンドでホームシックに苦しみ、わずか1週間のトレーニングを受けた後に退団したというエピソードで有名だ。

そして、それからしばらく経った8月末にマンチェスター・シティに加入。サブキーパーとして4年間所属していたが、一度も出場はしていない。

出場：0試合

マンチェスター・シティで全くプレーしたことがなく、しかも保有権があっただけで所属したこともない。彼自身がシティとの関係は「奇妙な感じ」と話したこともある。

2015年にシティと契約したもののすぐにジローナへ貸し出され、1年後にエイバルへと完全移籍。次年度にはニューカッスル・ユナイテッドに加入し、初めてプレミアリーグを経験している。

出場：1試合

彼が残したものは、ピッチ上でのインパクトを遥かに超えるものだった。『Football Leaks』は、スクリーニがシティにいる間保有権が第三者に握られていたと伝えた。それはプレミアリーグの規約を違反している。ただ、シティはそれによって得をしたわけではないのだが…。

スクリーニは2014年にラシン・クラブから加入し、コミュニティ・シールドでプレーした後、それから全く出場せず。バレンシア、コルドバ、ミドルズブラ、AEKアテネ、ラージョ、ヴェローナとローンの旅人に。

出場：ともに0試合

彼らは名前こそ継承したものの、サッカーの才能は受け継がなかったようだ。ロベルト・マンチーニの息子であるアンドレアとフィリッポは、マンチェスター・シティの下部組織でそこそこうまくやっていた。

しかし、フィリッポはシティを離れてからサッカー界を去っており、アンドレアはホンヴェード、DCユナイテッド、ニューヨーク・コスモスなどでプレーしたもののほとんど出場していない。