金沢・近江町の通信混雑解消 NTT西、28日から実験 キャッシュレス決済円滑化

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 NTT西日本は28日から、金沢市の近江町市場で、無線通信環境の混雑を解消する全国初の実証実験を始める。スマートフォンやパソコンなどの通信機器に優先順位を付ける専用サーバーを導入し、キャッシュレス決済を円滑に行えるようにする。来年度以降の実用化を目指す。

 実証実験は10月末まで、「無線LAN基地局制御サーバー」を活用して近江町市場内の鮮魚店「大口水産」で行われる。

 大口水産が導入している無線LANルーター2台に制御サーバーを接続し、会計に使うQRコード決済端末に通信データを優先的に割り当てる設定にする。通信量を計測しながら、制御サーバーが正常に機能するか確かめる。

 無線LANルーターはエリア内の機器に通信データを均等に割り当てるため、イートインコーナーの利用客らがスマホで動画を視聴するなどして通信量が増えると、業務に欠かせないQRコードの決済端末が使えなくなる恐れがある。近江町市場はキャッシュレス決済サービス「ペイペイ」を導入しており、今回の実証実験の対象に選ばれた。