熱々、ハーバー ありあけ本館で提供 誕生以来初

店内のオーブンで焼き上げた「ロイヤルハーバー」=ありあけ本館ハーバーズムーン、2019年4月25日撮影

 ありあけ(横浜市中区)は26日から、同社の旗艦店「ありあけ本館ハーバーズムーン」限定で、焼きたてのハーバーを販売する。横浜を代表する銘菓の一つ、ハーバーを焼きたてで提供するのは1954年の誕生以来初めて。

 同社は「新しい時代の幕開けにふさわしい、今までにないおいしさ」とアピールしている。

 焼きたてで提供するのは、同日から新発売する「ロイヤルハーバー」。栗あんに刻んだマロングラッセをたっぷり入れ、ブランデーをきかせた「ワンランク上の大人のハーバー」を、店内に新たに設置したオーブンで焼き上げる。

 「お客さまから焼きたてを食べてみたいという声が多く、やってみたら熱々でおいしかった」(堀越隆宏社長)。これまでは「検食する工場長だけ」だった焼きたての商品化を決めたという。

 ハーバーは独特のしっとり感が楽しめるよう製造工程を工夫しているが、「焼きたてのサクサク感と栗のホクホク感をぜひ味わってほしい」と堀越社長。今後、食べ比べができるよう定番の「横濱ハーバー」も焼きたてで提供する準備をしている。

 1個302円で本館のカフェで食べられるほか、持ち帰り用の5個入り1512円も販売する。問い合わせは、同社お客様相談室電話(0120)421900。

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