グレインキーが投打に躍動 Dバックス完封勝利

【ダイヤモンドバックス5-0パイレーツ】@PNCパーク

ダイヤモンドバックスは、先発のザック・グレインキーが7回2安打無失点の快投を見せるなど、3投手がパイレーツ打線をわずか5安打に抑えて完封勝利。敵地でのパイレーツ4連戦をスイープした。初回にクリスチャン・ウォーカーのタイムリー二塁打などで2点を先制したダイヤモンドバックスは、4回表にブレイク・スワイハートのセカンドゴロの間に1点を追加。5回表にはグレインキーとジャロッド・ダイソンの連続三塁打、エドゥアルド・エスコバーの犠牲フライで2点を追加し、リードを5点に広げた。グレインキーのあとは、アンドリュー・チェイフィンと平野佳寿が各1イニングを無失点に抑えて完封リレーが完成。グレインキーは今季4勝目をマークした。

勝利投手となったグレインキーは、5回表の先頭打者として放った三塁打で球史に名を刻んだ。グレインキーは今季すでに二塁打と本塁打を2本ずつ放っており、この試合の三塁打が今季5本目の長打となったが、投手が自軍の開幕26試合で5本以上の長打を放つのは1930年以降では初めて。また、グレインキーはこれでシーズンを通してのサイクル安打を達成したことになったが、これを投手がシーズン最初の1ヶ月で達成するのは史上初の快挙である(1ヶ月単位では、2011年8月にドントレル・ウィリスが達成)。開幕戦で4本塁打を浴びてノックアウトされたあと、5試合連続クオリティ・スタートで4連勝と本来の姿を取り戻しているグレインキーは、打撃面でも今季ここまで打率.462(13打数6安打)、2本塁打、OPS1.731と絶好調。本職のピッチングだけでなく、バッティングでも対戦相手にとって脅威の存在となっている。

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