夢の調理師へ 包丁の授与式 長崎玉成高等学校

緊張の面持ちで包丁を受け取る調理科の1年生=長崎玉成高

 長崎市愛宕1丁目の長崎玉成高等学校(上村正和校長、474人)で20日、昨年度に新設された調理科2期生(1クラス・23人)の包丁授与式があった。生徒たちは入学後初めて調理服に身を包み、包丁を授与された。
 調理科は卒業と同時に調理師免許を取得できる。同校によると、県内の飲食業などで働ける即戦力を養成し、若者の地元就職を促す狙いもある。
 上村校長は1人ずつに包丁セットを手渡しし、「自分にしかない技や精神を身に付けられるよう努力し、人を感動させられる料理人を目指してほしい」と激励。1年の川勝水姫さん(15)は、「誰からも認められる料理人になりたい」と決意を述べた。
 父親が料理人をしていることがきっかけで調理科に進学した上村将臣さん(15)は、「自分の作った料理を楽しんで食べてくれる人がいることを考えながら、励んでいきたい」と話した。

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