スミス好投&カストロ決勝弾 マーリンズ延長戦制す

【マーリンズ3-1フィリーズ(延長10回)】@シチズンズバンク・パーク

マーリンズが延長10回表に飛び出したスターリン・カストロの3号決勝2ランで、敵地でのフィリーズ4連戦の初戦を制した。マーリンズ先発のケイレブ・スミスとフィリーズ先発のアーロン・ノラの好投によりロースコアの接戦となった一戦は、フィリーズが2回裏にショーン・ロドリゲスの1号ソロで先制し、直後の3回表にマーリンズがマーティン・プラドのタイムリーで同点に追い付く展開に。その後、両軍とも勝ち越し機を生かせないまま試合は延長戦に突入し、10回表二死二塁からカストロがレフトスタンドへの勝ち越し弾を放ち、これが決勝点となった。マーリンズは5番手のタイロン・ゲレーロが今季初勝利、6番手のセルジオ・ロモが今季4セーブ目をマーク。フィリーズは4番手のヘクター・ネリスが2イニング目の10回表に痛恨の一発を浴び、今季初黒星を喫した。

フィリーズのエース右腕、ノラと対峙したスミスが見事なピッチングでチームの勝利に貢献した。2回裏にロドリゲスに先制弾を浴びたスミスだったが、5回裏に下位打線から三者連続三振を奪うなど、安定感のあるピッチングを披露。6回裏は先頭のアンドリュー・マカッチェンに二塁打を浴び、一死三塁のピンチを背負ったものの、ブライス・ハーパーを三塁へのファウルフライ、リーズ・ホスキンスをライトフライに打ち取って勝ち越しを許さなかった。打線の援護に恵まれず、勝利投手にはなれなかったものの、6回102球を投げて被安打3、奪三振8、与四球1、失点1という堂々たるピッチング。今季は5先発で2勝0敗、防御率2.17、奪三振率11.48と素晴らしい成績を残しており、本格開花の予感を漂わせている。

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