感謝と新時代への期待 花火に込め 長岡蓬平地区 5月1日打ち上げ

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 新潟県長岡市蓬平地区の住民らが「令和」に改元される5月1日夜、新元号の始まりを祝う記念の花火を打ち上げる。長岡の花火を長年けん引してきた嘉瀬煙火工業(下々条町)と蓬平観光協会などが協力し、尺玉など15発を上げる予定。住民らは「改元とともに、気持ちを新たにするきっかけにしてほしい」と願っている。

 蓬平地区は2004年10月の中越地震で被災した。天皇、皇后両陛下は翌11月に長岡市の避難所を訪れ、被災者を励まされたほか、08年と14年にも同市に足を運ばれた。

 地震当時、同協会長だった高龍神社総代の中村忠夫さん(72)は08年、地域代表として両陛下と面会し、復興の様子を伝えた。「退位される天皇陛下と皇后さまへの感謝の気持ち、新しい時代への期待を花火に込めた」と語る。

 午後8時から、地区の山あいで、尺玉10発と7号玉5発を打ち上げる。中村さんは「ささやかだが、地震を乗り越えた地元住民や、観光客にも楽しんでもらいたい」とする。

 嘉瀬煙火工業は市中心部の信濃川左岸でも、同時刻に尺玉10発と、スターマイン1発を打ち上げる。社長の嘉瀬誠次さん(97)と、長男で専務の晃さん(60)が「長年にわたる平和と、市民への感謝の気持ちを伝えたい」と企画した。