ハミルトン、シーズン序盤は好調が続くも「常に困難に取り組んでいる」と慢心せず

 メルセデスF1は2019年シーズン最初の3戦で勝利を飾ったが、チームは2019年型マシンのパフォーマンスを最大限に引き出すために、取り組みを続けている。

「いろいろなことの組み合わせなんだ」とルイス・ハミルトンは説明した。

「今年のタイヤは昨年のものに比べて、理解するのに少々骨が折れるようだ。でも毎シーズン、序盤はいつも困難に取り組むことになる。誰もがそれぞれのタイヤの適正範囲の違いを理解しようとしているんだ」

「タイヤの適正範囲は以前も非常に狭いものだったが、今年のタイヤの適正範囲はそれよりさらに狭いものになっている。彼ら(ピレリ)は毎週や毎年のようにタイヤの空気圧を上げ続けている。だからより難しくなるんだ」

 もうひとつの課題は、F1カレンダーにある21会場のすべてでパフォーマンスを発揮できるように、マシンの設計と開発を行なうことだ。

「完璧なバランスというものはないから、バランスを探り出すのはとても難しい」とハミルトンは語った。

「どのコースでも機能するような平均的なバランスのようなものはある。でもそれにタイヤやエンジンが加わると、どんどん難しくなってしまうんだ」

「シーズンが進むにしたがって、僕たちはさらに学びを深めていくことになる」

「少なくともひとつのレースで、僕たちは幸運に恵まれたと思う。それは知っての通りバーレーンGPだ。僕たちは決勝で少なくとも良いパフォーマンスを見せたし、直近のレース(中国GP)は僕たちにとって間違いなく圧巻のレースだった」

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