漫才漫画「べしゃり暮らし」連ドラ化! 間宮祥太朗×渡辺大知を劇団ひとりが演出!!

若き漫才コンビの成長を追いながら、さまざまな人間模様を描く森田まさのり氏原作のコミック「べしゃり暮らし」が、7月にテレビ朝日系で連続ドラマ化されることが決まった。学校一笑いに貪欲な“学園の爆笑王”で主人公・上妻圭右役を間宮祥太朗、大阪から圭右と同じクラスに転校してくる、高校生ながら元プロの芸人だった辻本潤役を渡辺大知が務める。そして、劇団ひとりが連続ドラマ初演出に挑戦する。

同作は、人を笑わせることが大好きで、笑わせるためなら命懸けで何でもやる“学園の爆笑王”上妻圭右(間宮)が、高校生にしてプロの漫才コンビを組んでいた元芸人の辻本潤(渡辺)と運命の出会いを果たすところから始まる。やがて圭右は辻本と“きそばオートマティック”という漫才コンビを結成し、厳しい漫才の道へと踏み出していく。

すでに漫才の練習を始めているというが、間宮は「他の芸人役の演者さんたちは、かっちりしたネタを練習されていて大変な部分もあると思いますが、僕たちはアドリブの“べしゃり”が多いです。もちろん元になるネタはあるのですが、それをベースにポンポンとやりとりしていきます」とネタ合わせも本格的。一方の渡辺は「すごくアドリブ力が試されますね。練習はほとんどしていないので、笑えるものになっているのか不安ですが…ちゃんと漫才として笑っていただければうれしいです」と本音を漏らした。

そして、連ドラ初演出となる劇団ひとりは、「連続ドラマの演出は以前からやってみたかったのでうれしいです。早速、時間と予算の重圧に押しつぶされそうな日々を送っておりますが、いいものを届けられるよう現場の皆さんと奮闘しております」と意欲を語った。

また、原作者である漫画家の森田まさのり氏はお笑い好きとしても知られ、漫画執筆のための研究の一環として漫才コンビ「漫画家」を結成。2018年の「M-1グランプリ」では準々決勝まで勝ち進んだという異色の経歴の持ち主だ。それだけに思い入れは半端ではなく、本作を「最高傑作」と自負しているほど。そんな森田氏は、「絶対漫画にできないと言われて、一度は連載を断念せざるを得なかったこの“お笑い”というジャンルですが、あんなにドラマチックな芸人さんたちが漫画にできないわけがないと信じていました」と本作への思いを語った。

今回のドラマ化について、「生命を吹き込まれた圭右や辻本たちがどんな声で、どんなしゃべり方で、笑わせに、また泣かせにきてくれるのか楽しみで仕方ありません。この作品を描くために僕は多分漫画家になりました。芸人さんたちの笑いを追求するかっこよさ、必死にもがくいとおしいさま、壮絶な生きざまが丸ごとこのドラマでより鮮明に伝わればと思います」と熱いエールを送った。

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