東出昌大「このドラマ、ヤバいんです!」初主演連ドラ「悪党」に全力投球!

ベストセラー作家・薬丸岳氏による傑作ミステリー小説をWOWOWで連続ドラマ化した「連続ドラマW 悪党~加害者追跡調査~」が、5月12日(日曜午後10:00)からWOWOWプライムでスタートする。第1話完成披露試写会に主演の東出昌大、共演の松重豊、新川優愛、青柳翔、瀬々敬久監督が参加した。

同作は犯罪加害者の現在の状況を調査することになった探偵たちが、自らの過去と忘れることのできない犯罪のその後に向き合い葛藤するさまを描く内容で、「友罪」と表裏を成す作品。犯罪被害者遺族は加害者を許すべきか、許さざるべきか。きれい事では済まされない究極のテーマを問い掛ける。

被害者家族で元刑事の探偵・佐伯修一役の東出は「とにかく重かった。このドラマ、ヤバいんです! 現場も和気あいあいとはいかず『打ち上げで…』というくらい集中した現場。ほとんど私語がなかった」と緊張した現場の様子を報告。連続ドラマ初主演となるが「全6話を登山に例えるならば、6000m級の山。準備をしっかりやらなければ登れないけれど、共演者の方々が下から支えてくれたからこそ、登頂することができた。みんなの力を借りながら登って行った感がある」とキャスト陣に感謝した。

探偵事務所所長・木暮正人役の松重は「瀬々監督との仕事は刺激的。でも監督は素晴らしい人なのかインチキな人なのか分からない」とぶっちゃけつつ、「現場では迷って判断がつかないふりをしつつも、思うつぼに誘導される感じ。ピンク映画から出ている方なので、作品にもいろいろな幅がある。その幅で遊ばせてもらえるまれな存在」とリスペクト。

殺人事件の加害者・坂上洋一役の青柳は「一貫して最後まで悪党だということを意識した」といい、東出との共演には「同じ背丈の人に胸ぐらをつかまれたのは初めて」と高身長をネタにして、「そのシーンでの本番では東出くんのエネルギーを感じた」と回想。修一に協力するはるか役の新川は「東出さんとのシーンが多くて、たくさん助けてもらいました。この作品の話はもちろんのこと、役者業の相談にも乗ってもらったり、頼りになる方」と信頼しきり。その言葉に東出は「共感するふり、分かったふりをしてモノを言っていただけです」と照れていた。

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